趣向をかえて...

更新が御無沙汰になりました。申し訳ありません。

「癌の一般論」を書こうと思っていたのですが、ホームページの構成上、インフルエンザワクチンの話をトップにおいておきたくて、時機を逸した次第です。

インフルエンザワクチンは、特に接種がふさわしい時期に入りました。ご予約の上、あるいは急に予定があいたりしたら来院していただいて、接種を受けられることをお勧めします。私は、先週土曜日に打ちました。

さて、今回はまったく個人的な話です。

昨晩、東京文化会館50周年記念フェスティバル オープニングコンサートに行ってきました。しあわせでした。

 

私が中学に入ったときのことです。「英語の勉強をしろ」という趣旨でLL機能のついたカセットレコーダーを買ってもらいました。しかし、私は、もっぱらラジオを聴き、当時は「エア チェック」と呼んだFM番組の録音にその機械を使いました。

たまたまの偶然で、そのときに、ウィーンフィルが来日しました。カール・ベームが主たる指揮者でしたが、若きリッカルド・ムーティも来ていました。初めてカセットテープに録音してみるFM番組がウイーンフィルだったことから、クラシック音楽を好んで聞くようになりました。

中でも好きなのは交響曲です。「本当のクラシック通はオペラだよ」なんて言われたりしますが、私は交響曲です。そして、交響曲はベートーベンに行きつきます。いろんな音楽、作曲家も好んで聴きますが、好みの中心はそこです。

 

「日本のクラシック音楽の拠点」である東京文化会館のオープンは、昭和36年で、今年が50周年だそうです。

私が頻繁に通っていたのは昭和の頃で、最後に訪れてからちょうど25年だったと思います。

上野の森を散歩していてポスターを見つけたのは9月だったでしょうか? たまたま、「お気に入りの席」が一つだけあいていて、チケットを買ってしまいました。

 

昨日のオープニングコンサートの一つの演目はベートーベンの交響曲第9番「合唱付」でした。大友直人さんの指揮ぶりは、かつて自分があこがれた指揮者の姿そのものでした。

クリニックのホームページ的に書くとしたら?、「脳内にセロトニンが分泌されることが実感できたひととき」でした。

 

予定を決めるのが億劫で、身体が大きいもので座席が窮屈で、そんなこんなで「生の音」から離れていましたけれども、やっぱりライブはいいですね。

 

 

さて、予定を決めるのが億劫な方は、エミング千駄木クリニックに飛び込みでインフルエンザワクチンを打ちにきていただいても歓迎いたします。